公開日:2025年12月23日

2026年のおすすめ芸術祭【7選】恵比寿映像祭、前橋国際芸術祭、KYOTOGRAPHIEなど全国の注目イベントを一挙紹介

2026年に行きたい、おすすめの芸術祭をピックアップして紹介! 新たに開催される東京都の国際文化芸術祭、前橋国際芸術祭、すみだ五彩の芸術祭に注目

2026年に全国で開催される芸術祭をピックアップして紹介します。おなじみの国際芸術祭から初開催のイベントまで、2026年も多様な芸術祭が開催されます。いまから旅の予定を立ててみては?

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【東京 | 2月】恵比寿映像祭2026 「あなたの音に|日花聲音|Polyphonic Voices Bathed in Sunlight」

「映像とは何か」という問いを投げかけながら、国内外の映像表現を紹介してきた「恵比寿映像祭」。今回は、「あなたの音に|日花聲音|Polyphonic Voices Bathed in Sunlight」をテーマに据え、光と声が重なり合う"ポリフォニック"な共感の場を構想し、写真、映像、サウンド、パフォーマンスなど多様な表現が展開される。東京都写真美術館の全フロアを使って国内外で活躍するアーティストによる映像、写真、資料などのパフォーマンスや身体性と関連する作品群が展示されるほか、第2回「コミッション・プロジェクト」特別賞受賞作家の小森はるかによる新作展示も予定。ニュースはこちら

会場:東京都写真美術館恵比寿ガーデンプレイス各所、地域連携各所ほか
会期:2月6日~2月23日

【京都 | 4月~5月】KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭 2026

2013年から京都市内各所を舞台に開催されている写真の国際芸術祭。第14回を迎える今回は、「EDGE」をテーマに掲げる。今年は、共同ディレクターによる最近の現地リサーチを受け、南アフリカから3名のアーティストが参加するほか、8ヶ国から13組のアーティストによる多彩なプログラムを展開する。多様な写真表現を紹介するサテライトフェスティバル「KG+」、そして音楽とサウンドアートの祭典「KYOTOPHONIE」も同時開催される。ニュースはこちら

会場:京都市内各所
会期:4月18日〜5月17日

森山大道 From Letter to St-Loup 1990 © Daido Moriyama/Daido Moriyama Photo Foundation. 

【東京 | 5月】東京建築祭2026

2024年に初開催され、のべ6万5千人の来場者を記録した「東京建築祭」。「建築から、ひとを感じる、まちを知る。」を理念に、普段公開されていない建築を一般公開し、建築主や専門家による多彩なガイドツアーや様々なイベントを実施しているイベントだ。今回は2025年の開催エリアに渋谷エリアを加えて、建築の専門家、建築好きも、初心者も楽しめるプログラムを拡張。

会場:東京都各所
会期:5月16日〜5月24日

「東京建築祭2025」の様子、明治安田ヴィレッジ丸の内外観

【東京 | 9月〜12月】すみだ五彩の芸術祭

墨田区内各所を舞台に、区が主催する数ヶ月規模の芸術祭としては東京23区で初めての開催となる「すみだ五彩の芸術祭」。「すみだの五彩」をテーマに据え、水墨画に由来する「墨に五彩あり」の言葉を手がかりに、芸術を通じて地域の多彩な魅力や人々のつながりを描き出す。地域に根ざした「すみだらしさ」を前面に押し出す現代作家の作品が展開されるほか、すみだ少年少女合唱団やトリフォニーホール・ジュニア・オーケストラのメンバーやミュージシャンも参加予定。詳細はニュースをチェック

会場:墨田区内各所
会期:9月4日〜12月20日

蔵真墨による作品

【岐阜 | 9月〜11月】下呂 Art Discovery 2026

日本三名泉のひとつ、下呂温泉を有する岐阜県下呂市。豊かな森や廃校、古い町並みを舞台に、人間と自然の関係、来し方行く末をあらわすアートを展開する。アート〈Art〉と温泉に浸って心身・五感を解放し、地域と自分自身を発見する〈Discovery〉——新しい芸術祭が始まる。2024年秋には、清流の国文化探訪「南飛騨 Art Discovery」と題し、南飛騨健康増進センターの森、民家、施設を舞台に、日本国内のアーティスト21組による現代アートとパフォーミングアーツ、岐阜の伝統産業や食を紹介するマルシェ〈楽市楽座〉を展開した。今回は新たに市内の各エリアに拡大し、豊かな森や古い町並み、木造校舎の廃校を舞台に、サイトスペシフィックなアートを展開し、地域の魅力を発信する。総合ディレクターは北川フラムが務める。

会場:岐阜県下呂市内各所
会期:9月11日〜11月8日

【前橋 | 9月〜12月】めぶく。Where good things grow. 前橋国際芸術祭 2026

前橋市でも新たな芸術祭が誕生。前橋から世界へ発信する芸術の祭典として、2年に1度開催される。「前橋国際芸術祭 2026」のテーマは「めぶく。Where good things grow.」。これは、中心市街地の衰退を背景に、2016年に前橋市の未来に向けたまちづくりビジョンとして策定されたもの。市では過去約10年にわたり、著名建築家らを起用しながら官民一体となった再開発プロジェクトが進んでおり、芸術祭はビジョン策定から10年目を迎える節目の年に開催される。参加アーティストに渋谷慶一郎、山田妙子、最果タヒ、吉開菜央、石倉敏明と尾花賢一らが名を連ねる。ニュースはこちら

会場:アーツ前橋前橋文学館、ほか
会期:9月19日〜12月20日

「めぶく。Where good things grow. 前橋国際芸術祭 2026」メインヴィジュアル

【東京 | 10月〜12月】国際文化芸術祭

東京都は、2026年に新たな文化芸術祭を始動。本芸術祭は、「東京の多彩な催しを結び合わせて価値の連鎖を生み出し、新たなアートシティ像を描きながら、都市・東京の魅力を際立たせる」取り組み。現代アート、舞台・演劇、音楽、映像、エンターテインメント、イルミネーションや街なかでのプログラムなどを通して、多様な地域と国内外の多くの人々を巻き込む「東京ならではの新たな祭典」を目指す。またその一環として、2026年10月10日から12月20日まで、臨海部で国際的な美術展「TOKYO ATLAS」も開催される。詳細はニュースをチェック

会場:臨海エリア、代々木・渋谷エリア、日比谷・丸の内エリア
会期:10月〜12月

アイルしながわ 「巡り循る」  © Tennoz Art Festival 2020 Art work by 吉野もも

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