2026年の干支は午(馬)。馬はかつて人や荷物を運び、様々な力仕事するなど、人の身近にいる生き物だった。本展では、馬に関わる様々な文化財を紹介。昔の人々が憧れた馬や、人馬一体となりスポーツや競争で活躍する馬たち、「いのり」と関係する馬、野生の馬や実物大の馬など、数々の作品を通して多様な馬の姿が紹介される。
会場:京都国立博物館
会期:12月16日~2026年1月25日
世界のグローバル化が進み、日本人作家の海外での発表の機会が増えた 1990年代から2025年までの美術表現を中心に、20名の国内作家による実践を90点超の作品を通して紹介するグループ展。「日常」「アイデンティティ」「身体」「歴史」「グローバル化社会」といったキーワードを手がかりに、「失われた30年」とも重なる激動の時代のなかで、アーティストたちがいかに社会と向き合い、表現してきたのかを読み解く。レポート記事はこちら。
会場:京都国立近代美術館
会期:12月20日〜2026年3月8日
元禄元年(1688年)創業の京都・西陣織の老舗であるHOSOOと、カールステン・ニコライとのコラボレーションによるインスタレーション展。織物や「織る」という行為を再考する両者の協働により生まれた本展は、映像作品《Wave Weave》と織物作品《Sono Obi》という相互に関連するふたつの新作によって構成される。ニコライはHOSOOの工房や西陣織の膨大なアーカイヴをリサーチしながら、約2年の構想を経て新作を制作。作品は、織物が時間を内包する媒介的存在であることから強いインスピレーションを得て作られた。レポートはこちら。
会場:HOSOO GALLERY
会期:11月13日〜2026年3月8日
1924年にアンドレ・ブルトンが定義づけた動向であるシュルレアリスム(超現実主義)。「これまで無視されてきたような種々の連想における高次のリアリティと、夢の全能性への信頼に基づく」ものとされ、無意識や夢に着目したフロイトの精神分析学に影響を受けて発生した。芸術的革命をもたらしたシュルレアリスムは共産主義やアナーキズムなど政治的要素をも内包するいっぽう、広告やファッション、インテリアなど日常に密接した場面にも広がりを見せ、芸術のみならず社会全体に影響をもたらした。本展では日本国内に所蔵されている多様なジャンルの優品を一堂に会し、シュルレアリスムの本質に迫る。表現の媒体をキーワードにシュルレアリスムを解体し、シュルレアリスム像の再構築を目指す。レポートはこちら。
会場:大阪中之島美術館
会期:12月13日〜2026年3月8日
大正から昭和初期にかけて活躍した美術家・小村雪岱は、日本画や書籍の装幀、挿絵や映画の美術考証、舞台装置など幅広い分野で活躍し、情趣溢れる端麗な画風から「昭和の春信」とも呼ばれた。本展では、雪岱の代表作を網羅しながら、その画業を「人」とのつながりから再考。泉鏡花をはじめとする数多の文学者や松岡映丘などの日本画家、出版人や舞台人たちとの交流と協働に光を当て、互いの仕事へのリスペクトから雪岱の作品世界がいかに生み出されたかを見つめ、新たな雪岱像の構築を目指す。
会場:あべのハルカス美術館
会期:12月27日〜2026年3月1日